ビリギャルを読んで(京都市 西院)
おはようございます。
最近、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」という坪田信貴先生の著書を読ませていただいて、人をやる気にさせる熱意と人間の秘めた能力のすばらしさにとても感銘を受けました。
映画にもなったこの話はタイトル通り偏差値40の女子高生が学校には見放されて、母親の娘を信じるその心と塾の熱血講師の、どんな生徒でも見捨てない人間の持つ可能性を最大限引き出す指導法で見事難関大学の慶応義塾大学へ合格に導いたという話です。
やはり、この本を読んで思ったことは、人間は生まれながらにしてみんな同じ能力を持っており、その成長の過程の中で出会う人たちや環境によってどんどん個人差が生まれてくるのかなと思いました。
指導者や大人たちはいち早くそのことに気づきその子に合った指導法により修正していく義務があります。大人たちが子供を見捨ててしまうとどんなすばらしい能力を持っていても、その能力を発揮することなく人生を生きていくことになります。
勉強するしないは自己責任ではありますが、勉強やスポーツでも、その取り組みやすい環境を作っていってあげるのが私たち大人の責任であると思います。勉強についてこれない生徒をそのままにして、どんどん次のカリキュラムに進んでいけば当然、できる子とできない子との差が出てきます。この時にどう対処するかによって子供たちの将来は決まってきます。
学校の先生は多くの子供たちを預かる身として、今一度自分自身の教育方針を見つめなおし、一人でも多くの心ある人間を育てていっていただきたいですね。